こんにちは!
あいかわらず、寒い日が続いていますね…。
ぼく、見た目は太っていますが実は寒がりです。笑
さて、冬にいちごフェアやいちごのイベント、いちごが乗ったケーキなんかを食べたりする
機会多くないですか?
横浜の赤レンガ倉庫ではちょうど現在「ストロベリーフェスティバル」を開催しているみたいですね!
ぼくも前職で赤レンガ倉庫のとあるお店に少し居たことがあり、
いちご目当てに何千人もの人が並んでいて驚いたのを覚えています…。(中にはいちごの格好で…)
しかし本来はいちごの旬って「春」ってご存知でしたか?
(そんなの知ってるよ!って方も多いと思います…。すみません。)
農業の技術の進化や農家の方々の努力で真冬の出荷も可能になったとのことです。
そこで、オーガニックくわなで扱っている三重県桑名市産の
無農薬のいちごのことを書こうと思います。
知っているお客さまもいらっしゃると思います。
職人岡山さんのいちごです。
実際にはいちご栽培歴7年の岡山さんです。
7年って農業をしている人にとったら「まだ、職人って言えないよ‼」
って言う人もいると思います。
ではなぜ職人なのか…。
岡山さんは中学卒業後、さまざまな技術職、いわゆる職人をしていました。
本人曰く、とことん探求して極めないと気が済まない性格だそうです。
(極めたらすぐ飽きる性格でもあるようですが…。)

しかし、
「いちご栽培は難しくて飽きない。
今までやってきた仕事と全然違うけど俺のモノつくり人生の集大成だ」
と目を輝かせています。
そんな岡山さんはとあるきっかけから農業に出会い、いちご栽培を学んだ後
現在のいちご栽培を“1人”で始められました。
もちろんいちご栽培に欠かせないハウスもほぼ1人で作ったそうです。



このいちご栽培を始めるにあたり岡山さんはある信念をずっと持ち続けていたそうです。
それは 「農薬は劇薬だから体に絶対悪い。手間はかかるけど無農薬で作ろう」
この一言、当店のお客様にはグッとくると思います。
しかし岡山さんのお話を聞くにつれこの信念を持つことがどれだけ大変かをぼくは知ることとなりました。
いちごの無農薬栽培とは…
と、岡山さんに伺ったときに迷わず
「俺 対 アブラムシ」
と答えられました(笑)
笑いごとではないのですが本当なのです。
7年間のいちご栽培でそのうち3年間はアブラムシに負けてしまい
いちごの出荷は「0」いちご農家としての売り上げが7年間のうち3年なかった
というのです。

(もしも自分が岡山さんだったらと想像したところ
「ギャーーー!」って叫びたくなりました。)
嘘のような本当の話です。
しかも
「いちごはつきっきりで世話しなきゃいけないからここ数年ハウスに住んでる」
目が飛び出そうになりましたが、
岡山さんはいちごと同棲中なのです。
手間暇かけて育てたなんて言葉では言い表せません。
そんな愛娘のようないちごだけに
「完熟にならないと絶対に出さん」
と、頑固おやじな一面も…。

(なのでオーガニックくわなでは
岡山さんのペースで嫁入りして良いと判断されたものだけが店頭に並んでいます。)
「無農薬なんてやるんじゃなかったな~」
と、ときどきぼやき笑わせてくれる岡山さんですが、
みなさまにあんぜんで美味しいいちご作りを探求する
職人岡山さんのモノつくりの魂を感じていただけたのではないでしょうか?
ぜひ、こだわりのいちごを食べてみてください。
岡山さんも当然自信をもっていますが、
私達も相当な自信を持っています。
岡山さんのいちごを言葉にして表現すると…
雑味がなくスッキリしてて甘いけど甘すぎず後味も良い………(笑)

とにかくめっちゃ美味しいです。
販売店は現在オーガニックくわなだけです。
初年度からお付き合いさせていただいています。
値段は基本的には1パック848円です。
採れる量によって量と値段が違うことがあると思いますので
このような言い方にさせてください。
最後に…
ぼくは岡山さんに出会い、いちご栽培の大変さを知ったのですが、
生産者のみなさんが心を込めて作ってくれた食物に対して
そして、生産者のみなさんに感謝の意味を込めて
手を合わせてきちんと「いただきます」と言おう、
という気持ちが芽生えました。
今まで毎食いただきますと当然のように言っていましたが
目の前のごはんのことしか考えず ある意味業務的にいただきます
と言ってきた気がします。
この気持ちに共感していただける人がいたら嬉しいです。
オーガニックくわな 森
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